私は趣味(アマチュアという意味)でゲーム情報学(情報学の中でゲームを対象に研究する)をしています。
もし大学に行く、しかも情報系、なんてときに”こんな研究分野があるんだな”程度に覚えてもらえると幸いです(研究室があるかにもよる)。存在意味とか社会貢献度に対する疑問が少し解消されればと思います。
ゲーム情報学研究会
日本の情報学研究者(大学教授など)が多く所属している情報処理学会、その研究会の一つにゲーム情報学研究会があります。ここのサイトを見れば研究目的や分野がわかります。ゲームの本質に迫るため、ゲームそのものに対する分析や情報化を促進する研究がされています。
SIG GI, IPSJ
1999年ごろから始まった、日本のゲーム情報学では、ゲーム(特に将棋)において人間より優れたコンピュータをつくる研究が盛んにされました。2010年代から、ディープラーニングや強化学習の手法の登場によって、人間を超えたとの評価がされつつあります。
現在のゲーム情報学
二人零和確定完全情報ゲーム(麻雀やポーカーなどの不完全情報ゲームでも)でコンピュータが人間より優れだしたことが判明しましたが、未開拓の研究領域はまだまだあります。(もちろんまだまだ強くする研究もあります)
ゲームのAI(CPU)の挙動をより人間に近づけたり、パズルを解くためのアルゴリズムの研究も昔からあります。
人狼のようなコミュニケーションが必要なゲームのAI、サッカーなどのマルチエージェントゲームの解析、マリオをクリアするAIの開発なども進んでいます。
このブログについて
現在、ネットで情報を探す時代になり、ゲーム情報学についての情報発信もされています。
著者は賢くないので、このブログでそこまで難しい内容の研究結果がアップロードされることはないですが、基礎的なゲーム情報学と、解析済みゲームの紹介をしていければと思います。
参考
ゲーム情報学概論 - ゲームを切り拓く人工知能 - | コロナ社
ゲームは,古くから人工知能,認知科学の中心的な研究テーマとして扱われてきた。本書では,まずこの研究分野の基礎的な知識と歴史を押さえ,それを支える重要な理論について述べ,デジタルゲームの応用分野まで概観する。
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